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セピアとノスタルジア


ファンタジックな曲が好きだ。
多重音声バリバリな感じの。
過去を振り返る歌詞が好きだ。
輪廻や天命を彷彿とさせてくれれば尚良い。

なんでだろう?

むかしむかし、わたしは想像力豊かで、。
空想の世界で遊び耽り、見たい夢を見られる子どもだった。

昔夢見た世界は確かに広かったけれど、
現実的に紐解いてみれば、
どんな世界も、わたしが幼少時代を過ごしたような、
小さなコミュニティの異なったものだと思う。
多くの人は、家族がいて友達がいて、近所の人がいて、
仕事してたり学校行ってる人はそこに知人もいたり。

だからこそ「そうじゃない」場所を描くのが好きだった。
「そうじゃない」場所で生きることを想像するのが好きだった。
たとえば、神話や魔法のようなエネルギーに寄り添う世界。
自分の常識を覆すような場所を描くのが楽しくてたまらなかった。

その妄想の一助になったのが、
多重音声だったり、天命を詠った歌詞だった。
その一曲で短編小説を一本書くなんて当たり前だった。

あのころの自分が何にでもなれるという全能感と、
空想の世界へののめり込み具合は、比例していた。
それも少しずつ、消えてしまったけれど。

わたしは、わたしという存在だ、という意味において変わらない。
それに気づいてしまったのと時期を同じくして、
見たい夢を見る力も、物語を描く力も、ぐっと衰えた。

今は、他人とのコミットの方法も確立されている。
何を武器に他人と渡り合って、生き延びるかも、
否応なしに自覚してしまった。

現実の世界のわたしは、今、穏やかに生きていける。
それは、空想の世界をぶち壊して培った技術の数々のおかげ。

今は、その哀しさを癒すように、好きな音楽がある。

現実のわたしの思い出がモノクロなら、
想像力が練り上げた世界はセピア色。
絶対に触れられない有彩色。
錆びついた想像力の化身だと思うことにしている。

今は入れない有刺鉄線の内側にだけ緑が生い茂る。
空はいつも青かった。



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2014年09月02日 | Comments(0) | Trackback(0) | 雑記
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